12月のアイスランドは日照時間が10時ごろ~4時頃と6時間しかないので、
10時ごろ最初の目的地に到着できるようなスケジュールを立てる。
昨日の張り紙には今日の天気はヤバいと書いてあったが、朝起きてみれば見事に晴れてるし
雪も全く降っていない。よっしゃ。
9時過ぎに宿を出発し、まずは食料調達のためアイスランドで一番メジャーなスーパーである
BONUSへと行く。
あれ、値段安い?全ての商品が昨日のスーパーの半額以下だぞ。
ってことは、昨日のとこは所謂コンビニだったんだ。うわ、やられた。
こっちのスーパーは日本と同じぐらいかちょっと高いぐらい(何故か本はバカ高い)。
niceなデザイン笑
さて、最初の目的地はストロックルという間欠泉。
数分おきに地面から熱湯が噴き出る様子が見られるらしい。
道は雪道だが、田舎なので車通りも少なく運転しやすい。
天気は少し走るとすぐ変わる。と言ってもまだ豪雪ではなく、ただ風が強くなるとか
ちょっと雪が降り出すとかそれぐらいだけどね。ただもう晴れ間はなかったけど。
あまりに運転が楽しかったので時速80kmで走り続ける。道の真ん中あたりを走れば
積雪もあまりないので特に滑ることもない。なんだ、雪道余裕じゃん。
なんて言って、後で痛い目みるんだけどね。それは次の記事にて。
80kmで走ってたって後ろから抜かされる
道の両側にあるポールの高さ以上は積もらないのかな?
1時間程走ったところで到着!
早速車を降りて歩いて間欠泉の噴き出る場所へ行く。さ、寒い、寒すぎる・・・
風が強いこともあり、人生で一番寒かった気がする。この時のためにポーランドで買った
手袋や日本から持ってきた数少ない防寒着をフル活用、しても寒い。
だがそんな寒さの中見た間欠泉は期待以上だった。
↑の写真で見て分かる通り、地面から湯気が常に噴き出しているほどお湯は熱いらしい。
看板に危険だから気をつけろと書いてあったが、多分過言ではない。
あのお湯が直撃したら酷いやけどを負いそうだ。
近くまで歩いている途中に遠目から間欠泉が吹き上がるのが見えたが、結構高くまで
吹き上がっていたように見えた。すごいすごい、でも今吹き上がったから次はしばらく
待たないとダメかな?寒いのに・・・
なんて思ったけど、その後10分以内に吹き上がる。徐々に水たまりの泡が増えだしていき、
突如しゅぱーんって空へと舞っていく。
ほんとに一瞬のことなんだけど、目の前で見るとその勢いに圧倒される。
間欠泉なんてポケモンの弱っちい技なんてイメージだった自分はアホだった。
公園や広場で見れる噴水とはレベルが違う。どんなに高く上がる噴水があっても、
この間欠泉にはきっとかなわない。
次の目的地はGullfosという、アイスランド語で黄金の滝と呼ばれる場所だ。
間欠泉からは30分~1時間程度の距離にあり、アクセスしやすい。
車を駐車し、歩くこと数分。その先に見えた景色は、寒さなんてすっかり忘れてしまうほど
壮大で圧倒的だった。
白い雪と流れ落ちる水とが作り出す景色は、この旅一番感動した景色かもしれない。
白黒写真みたい、そんな設定にはしてないんだけどちょっとWBがおかしかったかな
うん、間違いなくこの旅一番だな。
今までいろんな景色を見てきたけれど、ここまで感動したのは多分ない。
自分で車を運転してきたから、アイスランドだから、って補正は入るかもしれないけれど、
それでもここ以上はなかったと思う。
さて、まだまだ見て周るところは5か所以上ある。
けれど実際に見たのはここで最後。
僕らの初めてのアイスランド旅は、ブルーラグーン、間欠泉、滝の3か所で終わった。
他の場所も周ってないし、オーロラなんてとてもじゃないけれど見ることが出来なかった。
自然の恐ろしさを、いや、雪と風の恐ろしさを知った4日間となってしまった
アイスランド滞在、次回の記事でこの後起こったことを書こう。