5:50起床。早い人はもう共有スペースの方で支度してるみたいだ。
ドミではないので準備に気を使わなくて楽だ。毎回こんな部屋だったらいいんだけどね。
カメラ探しにドタバタしたが、6:57出発。
今日も晴れそうだが、なかなか寒い。歩けばあったかくなるのはわかっているけど、
服を何枚着て歩くかには迷ってしまう。
30分ほど歩いたところで矢印のないT路に差し掛かり、少し迷う。
遠くの方を見れば矢印があったみたいだが、まだ暗くてよくわからない。
7時に出てもしばらくは暗いのだから、6時に出てる人は一体どうして道に迷わないのだろう
かと不思議に思う。サマータイムが終わればだいぶマシにはなると思うんだけどね。
9時ごろ最初の街に到着。
だが残念ながらこの街にはゴルフコースと住宅街しかないようだ。
久しぶりにゴルフをしたくなった。帰ったら是非おじちゃんに連れてってもらうことにしよう。
とすると、帰国後も関東に住む必要が出てくるかな。
どこか良いところがあるだろうか。程よい田舎に住みたい。
田舎道を風を感じながらのんびりと歩く。
緩やかな登り道を登りきった時、その先に街が見えるとテンションが上がる。
見えただけではもちろんまだ距離があるのだけれど、それでも目的地が視野に入るのは嬉しい。
初日、2日目ぐらいは山や林を抜けたら街って感じだったので、
そのいきなり目の前に現れる感じも好きだったけどね。
2つ目に立ち寄った街は大きめの街だったので、いわゆるスーパーマーケットが存在した。
それだけで自炊旅の僕らにとっては嬉しい出来事なので、
早速入って昼ごはんと明日の朝ごはん用のパンまで購入。
ついつい買い過ぎてしまい、その後の道中荷物が少し重くなってしまった。
だが節約するには仕方ない。
コーラもこういうところでノーブランドのやつ買えば自販や田舎の小さな店で買う
4分の1ぐらいの値段で買えてしまうしね。
スーパーで買ったバゲットはパン屋のそれよりは味が落ちるものの、やはり美味しい。
嫁がパン作りに興味津々なので、帰国後パン屋をオープンするという道も見えてきた。
ついでにカフェとゲストハウスも併設したいものだ。
やりたいことは色々とある。そしてそれらはきっと本気になれば叶えられる。
あとは覚悟を決めるだけ。
しかし帰国後か、ほんとどうしようかね。
嫁の実家は色々と心配しているようだけど(まぁそりゃそうだろうけど)、
正直心配されなくてもなんとかなるし、なんとかもする。
自分の実家や親戚側はそんな自分のことを分かってると思うので、またアホなことしてるけど
まぁあいつの勝手だし、みたいな目で見てくれてると思うのだが。
それを向こう側にもご理解いただきたいが、こればっかりはしょうがない。
帰ってからの行動で示すか、もしくは嫁に強く言っておいてもらうしかない。
後者を是非望むが、絶対やってくれないだろうな。
うーん、なんだかね。
昨日目的地に着いた時間と同じぐらいの時間に、目的地の一つ前の街に到着する。
順路沿いに寄付性の宿があり、まだ空いてるみたいだったので心惹かれたが、
足は余裕だったのであと5km歩くことに。
だか休憩は必要なので、街の外れのベンチに腰掛け、猫ちゃんズ(5匹ぐらいいた)の1匹と
戯れながら一休み。
猫にはおれの操る木の枝が一体何に見えているのだろうか。ネズミかな。
今回の旅で少し猫好きになった。
もちろん犬も好きなので、将来田舎に定住することになったら是非両方飼って一緒に遊びたい。
両端に畑が広がる、この巡礼お馴染みの景色の中を一時間ほどかけて歩く。
足は痛まない。最近は歩き始めの1時間こそ少し痛むものの、
あったまってしまえばほとんど気にならなくなる。
問題は、日差しが強いことで上がる体温だ。
気温はそこまで高くないはずなのに、汗をかくし暑さを感じて少しバテてくる。
まぁサッカー部時代の数々の練習のキツさに比べたら全然だけどね。
そのキツさを知ってるからこそ今がキツイと思わないのなら、それだけでもサッカーを
ずっとやってきたことに意味はあるのだろう。
いや、意味なんてもともと求めてたわけではないんだけど、なんとなくそんなことを思った。
13:45に目的地へ到着。
だいぶ小さな街のようだし、おそらくほとんどの人がここは素通りするだろう。
この街唯一の安アルベルゲも、まだ10人しか埋まってなかったしね。
だけど周りに食材を買えるところがあり、かつ宿にキッチンがあるのなら
大きな街に泊まる必要は全くない。
こういう小さな所の方が落ち着いてて居心地が良いからね。
幸いここはそんな条件を満たすところのようだ。
明日目指す場所も、きっとそんな感じのところなんだろうな。
陽射しが暖かかったので外のベンチでひと眠り。
が、あまりの暑さとハエのうっとおしさに15分ほどで退散。
せっかくシャワー浴びたのに汗かいちゃったら意味ないしね。
隣にあった小さな店には本当に少ししか品物がなかったが、
それでも必要最低限(トマトソースと玉ねぎ)はゲットできたので良しとしよう。
やっぱ大きなスーパーを見つけたら重くても買ってしまった方が良いな。
重いの持ち歩くのは修業ということにしよう。
~本日の行程~
日時:2015年9月11日
区間:Azofra – Redecilla del Camino
距離:約26.4km
時間:約6時間50分 (6:57 – 13:45)
天候:晴れ
気温:13~27度ぐらい
アルベルゲ:Municipal San Lazaro (5ユーロ)