自炊することの素晴らしさを再確認。
自分で作ると何もかも美味しく感じるね(失敗しなければの話)
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この旅を始める前から、これに合わせて日程を調整してきた。
直前になり、モロッコの居心地が良すぎてやめかけたが、結局行くことにした。
そう、遂にこの日がやってきた。
La Tomatina 2015!!!!!!!(70周年)
前日、夜行明けで疲れた体にムチ打って白いTシャツと防水カメラとタオルを購入し、
準備万端!!ではなく、正確に言えば足元だけ不安が残るビーサンだったのだが。
当日、朝6時に宿を出て地下鉄colon駅でプニョールまでの往復チケットを購入し、
San Isidle駅で乗り換えプニョールへ。
乗り換えもスムーズに行ったため、バレンシアから会場であるプニョールまでは
トータル1時間ほどで到着することが出来た。
駅の外にあった仮設トイレでトイレをすまし、まずはチケットを引き換えることに。
引き換えに必要なのは身分証明書とネットで予約した際の引換券(プリントアウト必須)
駅近くにあったブースは別の会社のブースだったらしく、トマティーナが行われる
道の近くのブースで引き換える。
リストバンドみたいなのをはめ、荷物を近くに預けたら準備完了!
まだ始まるまで1時間以上あるけど、トマトの投げられるエリアに入ってしまうことに。
結構人はいたけど、まだ始まるまで時間があるためかだいぶ奥の方まで来てしまう。
奥に行けば行くほど人も多く窮屈になると聞いてたのであまり奥に行くつもりもなかったの
だが、ついついハム取りを見るために奥の方へ行ってしまった。
日本人グループで来る人たちは大体オリジナルTシャツを作ってくる。
入り口ではちゃんとチケットチェックがあり、チケットなしで潜り込めるかどうかは不明。
会場の道に住んでいる人たちは家にビニールシートをかぶせる。
人!人!人!日本人、韓国人、その他スペイン以外の欧米人がたくさん!!
奥では石鹸の塗りたくられた木の棒の先にあるハムを取ろうとみんなが頑張っている。
だが石鹸パワーはすさまじく、誰もが果敢に挑むも無残に敗れるばかり。
協力プレーという言葉は存在しないらしく、皆我が先にと個人プレーに走るので、
全く取れる気配がしない。
これが取られた瞬間トマティーナが始まるとのことだが、とられたことあんのかな・・・
待っている間にも人は増え続け、どんどん窮屈になっていく。
はじまる前から既に疲労困憊で、もはや早く終わってくれと願うばかり。
なるべくみんながおとなしくしてくれてれば楽にしてられるんだけど、さすがにそれは
無理な話なわけで。水もいっぱい飛んでくるし、テンション上がり続けるばかりだもんね。
そんなこんなでトマトを待ち続けて1時間ほど、11時に号砲がなりトマティーナ開始!
この窮屈でまともに動けないところへ大量のトマトを積んだトラックが入ってくる。
超大混雑しているところに入ってきたトラックに乗ったスタッフがひたすらトマトを
投げまくる。そして僕らはそれをキャッチし、またどこかへ投げまくる。
これが結構びゅんびゅん飛んできて、当たると地味に痛い。バシッ!って音がする。
完全につぶれていればまだいいんだけど、中にはまだあまり潰れていなくて硬いものも
あり、それがあたると本当に痛い!誰だよこれ投げたやつ!(怒)って感じ。
トラックが来るたびに道の左右に人々が押しやられるため、もはや転ばないよう、
ひかれないよう必死。マジで身の危険を感じる。こういう時背が高いといいよな。
それでも何とかトマトを投げてみたりカメラで写真撮ってみたりするが・・・
ビーサンは脱げるし(なんとか履きなおせたけど)、まともに立ってるのも難しいし、
あまりに危険だったので5台ほどトラックをやり過ごした後脇道に退散することに。
水も冷たくて寒いからね。一応気温30度ほどあるはずなんだけど。
そこでようやく一安心。こっちは人も少ない。
そして実はこっちの脇道の方が個人的に面白かった。
坂道になっているこの道は、もはやトマトの川となり道全体にトマトが流れている。
そのトマトを拾って投げたり、この川に飛び込んだりと、こっちでは平和にトマティーナを
楽しむことが出来るのだ。いや、ほんと奥行き過ぎたのがミスだったな・・・
脇道を進んでスタート地点へ戻ったところで、終わりの号砲が鳴った。
トマティーナは11時から12時の1時間だけで行われる。この1時間のためだけに、
世界中からクレイジーピーポーが集まるわけだ。
トマティーナ終了後、近くで配っていたレッドブルをもらって一休みしてから
シャワーを浴びに行く。
会場近くではいくつかの家がシャワー(と言う名のホース水)を提供してくれているので、
それをありがたく使わせていただき、体中にへばりついたトマトを落とすのだ。
髪の毛にも絡みついてるし、手足はもちろん、耳の中までトマトが入り込んでるからね。
一通りざっと落としたら、預けていた荷物を受け取って帰路へ。
電車までの道には至る所にビーサンや靴、Tシャツに水中メガネなどの装備品が
捨てられている。そりゃトマトまみれになったやつ使いたくないもんな。
帰りの電車は乗るタイミングが良かったのか、ちゃんと席に座ることが出来た。
(後から来た人は通路に座ったり立ってる必要があったけど)
トマトで汚れていてもちゃんと乗ることが出来て良かった。Tシャツ着てないと
乗れないみたいだけどね(裸足の人は乗れていたけど)
しかしこの電車、トマト臭いな!(笑)
一度降りる駅を間違えてしまい50分ほどタイムロスしてしまったが、無事宿到着。
早速シャワーを浴びなおすと、水が真っ赤に染まるわ体の至る所からトマトが落ちて
くるわでもはや事故現場。
シャンプーと石けんを大量に使い、とにかく体を隅々まで洗い流したのにお風呂でたら
耳の中からトマトの皮が出てきたよ。トマト恐るべし。
これにて旅の目的の一つであったトマティーナ終了!
もう2度と行かなくていいかな!
いや、今度行くとしたら手前の方で安全に楽しみたい!
絶対ビーサンでは行かない!!
こんな全身トマトまみれになることは、この祭りをおいて他にないだろう。
そんな奇異な体験を出来ただけでも、参加してよかった。
トマティーナ2016は行かないけどね!!とか言いつつちょっぴり行きたい気も・・・
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