落ち着いてて居心地の良かったカシュを離れ、トルコ最後の街アンタルヤへと向かう。
カシュからは30分おきにミニバスが出ており、移動時間は4時間ほど(28リラ)。
このバスもグネグネ道を結構飛ばすので、酔いやすい人は早めに寝てしまった方が良い。
トルコ人の運転もほんと荒い。途上国は大体どこでもそうだけどさ。
アンタルヤはイスタンブールみたいな大都市なので、街中にトラムが走ってる。
バスターミナルから中心地まではトラムで片道3.5リラ(初回の価格。2回目以降は不明)
あらかじめmaps.meアプリで宿の最寄りの駅を調べておいてそこで降りたのに、
駅名が変わったのかmaps.meがそもそも間違っていたのか、最寄り駅は別の駅だった
みたいで結局20分ほど歩く羽目に(本来なら駅から徒歩5分)。
よくよくアプリの地図見てみると、同じ駅名2つあるじゃん・・・なんだこれ。
とにかく宿にはたどり着けたので、その日はのんびり。
アンタルヤは都会だが物価は安いらしい。
ケバブも茶も、恐らくほとんど何もかもが今まで訪れたところより安い。
観光地ばっかり訪れていたからということもあるが、こうも違うものなのか。
ショッピングモールのフードコートの食事ですら、今まで行ったレストランや食堂より
価格が安めに設定されている気がする。ありがたい。
ちなみにスーパーでも色々と安く買えるが、安いパンとヨーグルトはおススメしない。
値段相応の味、むしろそれ以下の味がする。
フルーツはおススメ。みかんとか日本のと同じぐらい美味しかったよ。
トルコで一足先に冬を感じた。
翌日、アンタルヤの観光エリアであるカレイチ(旧市街)に行ってみることに。
観光エリアと言ってもアジア人はほとんどおらず、少し欧米人がいるぐらいか。
日本人はほとんど来ないのか、決まって声をかけられるときは
Chinese? Korea? からの
“Where are you from?”
か
“Japan?”
って感じ。
イスタンブールとかカッパドキアとかではほとんどいきなりJapanって言われるのにね。
アンタルヤは海辺の街なので、やっぱり海に行きたい。
とは言えもう季節は秋(ここアンタルヤの日中は27度ぐらいあったけど)。
有名なビーチが3km程離れたところにあったらしいけど、泳げないのでそちらは行かず。
代わりに旧市街にある周遊ツアー船がたくさん出ている港に行くことに。
面白かったのが、船が海賊船仕様になっていたところ。何故??
と思って調べてみたら、どうやら古代ローマ時代にこの辺りは海賊に支配されていたらしい。
その名残ってことなのかな。乗ってみたかったけど、予算の都合上パスで。
乗らなくてもここの港からの景色はなかなか!海の青さ、丘の緑にたくさんの船。
港って何もしなくてもいるだけで楽しいよね。ぼーっとしてるだけで満足。
バス使えば近くに滝とか自然豊かなところもあったみたいだけど、今回は時間も予算も
足りなかったので旧市街だけで満足。物価が安いおかげでスーパーでの買い物も楽しめたし。
スーパーに行くのも楽しみの一つだからね。その国で生活しているような気分になれるし、
その国でメジャーなものが何かもよくわかるからさ。
ちなみにトルコのスーパーで一番目に付いたのは紅茶と砂糖かな。そこら中で皆飲んでるだけ
あって、どこのスーパーでも必ず大量に置いてあったよ。
中東でメジャーなお菓子クナーファ。メッチャ甘いチーズのお菓子って感じかな。
トルコと言ったらイスタンブール・カッパドキア・パムッカレ・トロイなどの有名な観光地、
もしくは都市のアンカラやイズミルしか知らなかっただけに、今回地中海沿岸の都市
カシュ・アンタルヤに来れたのはとても良い経験になった。
やっぱ海辺はいいね、そして観光地化され過ぎてないところもイイ感じ。
また今度ゆっくりと来てみたい。
まぁ次こそトロイの遺跡は行ってみないとシュリーマンに申し訳ないかな。
ウザいのも多いし物価も高いけど、トルコも良いところだと思うよ。