お腹の調子が優れません…
移動疲れからのトマトでやられたかな…
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この日、僕らは直前に迫ったトマティーナに間に合わせる為に、
ここモロッコ・シャウエンからスペイン・バレンシアまで移動する必要があった。
モロッコからスペインには、当然のごとく陸路で行くことはできない。海あるもんね。
メジャーな行き方としては、タンジェからフェリーでアルヘシラスに行く方法だろう。
だがこっちの方法を僕らはとらない。
なぜならタンジェには2つ港があり、実際にタンジェに位置する港は旧港と呼ばれ、
こっちからのフェリーはほとんどないらしい。
ではどこからならあるのかと言うと、タンジェからさらに北に数十キロほど離れたところに
あるタンジェMEDという港からなら、1日何本もフェリーが出ていると言うのだ。
シャウエンからタンジェ行きのバスはあるが、そこからタンジェMEDまでの移動が
スムーズに行くかわからず、時間も読めないのでこっちの方法は選ばないことに。
なんせ僕らはアルヘシラスからバレンシア行き18時45分発(モロッコ時間にして17時45分)
のバスに乗る必要があったからね。
なのでもう一つのフェリールートである、セウタ→アルヘシラスの方を選ぶことにした。
朝6時。まだほとんどのシャッターが閉じている中、宿をチェックアウトしバスターミナルへと向かう。
メディナからバスターミナルまではタクシーで15DH(200円ほど)。
セウタに行きたいというと、まずはティトゥアンへ行けとのことなので、
ティトゥアン行きのチケットを購入(25DH)
朝早い移動なので眠かったが、バスは1時間ほどで目的地に到着した。
ティトゥアンのバスターミナルはなかなか大きい。
チケットカウンターも10個以上あったが、どこにもセウタとは書いてない。
入り口のところに立っていた警備員に聞くと、バスが止まっている
駐車場(降りてきたところ)を指差すので、チケットはないものの行ってみる。
だが当然どのバスかはわからないので、またまたその辺にいた人に聞いてみると、
1番端っこの方にあるバスを指差す。
どうやらそのバスでフニデクという国境の街に行き、そこからセウタまでは
タクシーで行くとのことだ。
フニデクまでは7DH、50分ほどで到着。
サクサクとここまで来れてしまったので、近くのレストランでモロッコ最後の食事をすることに。
とは言え朝食なので、タジンなど食べるはずもなく、本日のメニューはクロワッサンとコーヒー。
嫁はクロワッサンとミントティー。
ベルベルオムレツとか、チーズに卵にオリーブという朝食もあるけど、
個人的にはやはりパンが食べたい。
朝食を美味しく頂いたら、店の人にセウタまでのタクシー乗り場を確認し、
そこ(普通の道だけど)で乗合タクシーを拾って国境へ(5DH)
国境には大量の車と人がうじゃうじゃ。
モロッコディルハムを忘れず両替し、イミグレの列へ。
途中でたくさん出国用紙を片手にやってくるモロッコ人がいるけど、
こいつらは全部無視しよう。ここの国境を頻繁に行き来しているとみられる人たちは
一切こいつらの世話になっている気配がない。
つまり、他で手に入るということ。国境によくある出入国カードを記載するための台は
この国境にはないが、実はそこに立っている警備(警察)の人に言えばカードはもらえる。
そうして手にしたカードとパスポートを片手に、待つこと1時間・・・そんなに長くない列
なのに、1時間・・・仕事が遅いのか、問題のあるやつらばっか行き来しようとしているのか。
Anyway, 出国を終えて細い道を歩いてスペイン側に入ったら、最初の建物で必ずスタンプを
もらう必要がある。これ忘れると不法入国だからね。
目立たない場所にあるし、案内も特にないので注意!
ということで、スペイン入国!
まだ海渡ってないのにスペイン!アフリカ大陸にスペインがあるなんて知らなかった。
ここからフェリー乗り場まではたぶんバスで行けるけど、丁度出発してしまったため
僕らはタクシーで行くことに。さすがスペイン、値段を聞いたらメーターと即答。
フェリー乗り場までは4.4ユーロ(初乗り3.3ユーロ)。10分ほどで到着。
この時スペイン時間(モロッコより1時間早い)で12時50分。
多々あるチケットカウンター(&代理店)の1つに誘導され、次の便は13時発だと言われる。
だが残念ながら、この時の僕らはユーロ不足のため購入不可。
ターミナル内に1つだけあるATMはなぜか正常に作動しない。
しょうがないのでインフォメーションのお姉さんに最寄りのATMの場所を聞き、
嫁を荷物番として残し1人で市内まで歩くことに。
途中スペイン人だかモロッコ人だかはわからないが、市内までは超遠いからおれのタクシー
乗って行けよとかいう輩がいたけど、無視して歩くこと3分。
ターミナルの敷地内を出てすぐ、まだATMまでは10分ほど距離があるというところで・・・
ビーサン壊れる!!
応急処置はやはり応急処置レベルでした。というか右側の鼻緒が抜けちゃったら
もはや処置とか出来るレベルじゃない・・・
しょうがないので右足は裸足でATMまで歩き、帰りに数件服屋やスーパーに入り、
新たにビーサンを購入することとなった。旅でて4か月でもう5代目だよ。
右手に壊れたサンダル、右足裸足の自分を目にした女性店員のoh…と言う目が・・・痛い。
そんな状態で無事ミッションをこなしてターミナルへ戻り、今度こそチケットを購入。
フェリーの運営会社は2つか3つあって、そのうち時間が一番近かった運営会社のカウンターで
値段を聞くと37ユーロと言われる。
あれ、最初入った代理店では35ユーロと言われたんだけど、会社が違うのかな?
少しでも安い方がいいので、もう一回最初に入ったところで値段を聞くと、同じ時間発ので
35ユーロだという。うーん、なんでだろう。
でも安いからいっかと言うことでそこで購入すると、この紙を持ってあっちのカウンターで
チケットと引き換えて来いと言われる。
あ、なるほど、そういうことか。
フェリーのチケットはネット購入が出来、しかもそっちの方が安いのだ。
だから代理店はネットで購入して、その購入した証明用紙を購入者に売るというわけだ。
数ユーロの手数料を上乗せした額でね。
うん、それは普通のことだから問題ないんだけどさ・・・
問題は、先ほど37ユーロと言ったお姉さんのいるところにこの紙を持っていかなければ
いけないということだ。
き、気まずすぎる・・・
案の定、チケットを引き換えてもらうときになんであっちで買ったのかと言われる始末。
しかもそのことを他のスタッフに
「聞いてよ!こいつさっきここ来たくせにあっちの店で買ってきたのよ!」
みたいな感じで話してやがる・・・
知らなかったんだからしょうがないじゃん!ゴメンね!
と、スペインに入国してすぐ2度の辱めを受けながらも無事フェリー乗船。
2時間弱の運航で35ユーロするだけあって、なかなか内部は綺麗。
ジブラルタル海峡を渡り、いざユーラシア大陸へ。バイバイモロッコ!
1時間半ほどでアルヘシラス到着。
現在16時、バスの出発は18時45分。バス乗り場はターミナル出てすぐだから
特に移動する必要はない。
またまた嫁を荷物番として残し、1人で市内のスーパーへ夕食を買いに行く。
月曜日だというのに人気が少ない。シエスタの時間だからかな?不気味だ。
そうしてゲットした本日の夕食。
不味かった。
さすがにスペインのバスはあまり遅れず、ほぼ時間通りに出発した。
最近なぜか頻繁に起こるのだが、またしてもすぐ後ろと前の席にガキと赤ちゃん連れた
母親が座り、もう夜までうるさいうるさい。なんでガキ連れて夜行バスに乗るんだか。
しかもうるさくしてんのに注意もしないからね。あまりにうるさいし椅子がたがた
揺らされて眠れないのでスペイン語と英語で注意する。少しマシになった。
途中途中寄ったターミナルでは、あちこちに日本人と韓国人が。
これ皆トマティーナだな・・・なんかほんと行くの止めたくなってきた。。。
翌朝7時、無事24時間移動を終えバレンシア到着。
宿がターミナルから歩いて30分ほどの距離で、地下鉄使うと回り道だしバスは
よくわからなかったので、少し休憩してから最後の力を振り絞って宿まで歩く。
朝早く着いたため、部屋の掃除終わるまで1時間ほど待ってと言われたが、20分ほどで
部屋に入れてくれた宿に感謝。あー疲れた。