パムッカレに行きたいアナタ、半日だけで十分だよ。

前回の続き。

 

夜行明けで宿に向かった僕らを出迎えたのは、態度が悪いというか愛想が悪いスタッフ。

“チェックインは12時だ。”と一言。

まぁ朝7時頃と早い時間だったのでこれはしょうがないと割り切り、ロビーで横になって

寝ながら12時を待つことに。

10時ごろ、嫁が起きて受付でチェックインの手続きをし始めたようだ。

12時前に入れてくれるってことかな、ありがたい。

受付は嫁に任せて、自分は寝っ転がっていよう。

なんて思ってた次の瞬間、スタッフから聞こえてきた言葉にビックリ。

 

“予約はキャンセルさせてもらう”

 

はい?なんだって?

とりあえず起きて何があったかそいつに尋ねるも、一切聞く耳持たず。

思い出すとイライラするのであまり思い出したくはないが、要するに僕らがお金をスムーズに

支払わなかったことに対して腹をたてたのだろう。

と言うのも、僕らはこの宿をBooking.comという予約サイトを経由して予約しており、

そこでは確か支払いは前払いとなっていたはず。

だが宿のスタッフ曰はく、前払いなんてあり得ないから今すぐここで支払えと。

事情を説明し、確認させてもらったうえで前払いが本当になされてないのなら別に

この場で支払うことに全く意義はないのだが、如何せん全くもって聞く耳持たず。

あまりにイラついたので、ついついお前はアホかと言ってしまい、余計に逆上される始末。

アホにアホと言って何が悪いと言いたいところだが、らちが明かないのでその場で

ネットを使って近くの別の宿を予約しそっちに移動。

Bookin.comの記載もややこしければ、安宿のスタッフがちゃんとBooking.comを理解して

使っているかも怪しいので、今後前払いとなっているものに関しては一切予約しないように

しようと決める。

ちなみに後日談と言うかなんというか、キャンセルしたらキャンセル料取られるやつで

予約してたので、しっかりとキャンセル料は請求されるらしい。

向こうが勝手にキャンセル扱いにしたにも関わらずだ。

まだクレジットカードの方に請求された気配はないが、とりあえずBooking.comから

そのような内容を示唆されるメールは届いたので、諸々含めて問い合わせたが、

要領を得ない返事がだいぶ遅れてきたのみ。

多分どうにもならないので諦めようと思う。

めんどくさいし、たかだが(と言ってもバックパッカーにとってはたかだかではないが)

安宿代一日分のために頭の悪そうなBooking.comのスタッフまで相手にするのもね。

とは言えBooking.com自体は便利なので、前払い形式、時によってはキャンセル不可形式

のものを避ける形で今後も使用するつもりではあるが。

 

と、そんなこともあったし着いた日は雨降ってたしで、パムッカレは最初からダメダメ。

とりえあず次の宿はまともだったので、初日はそこでのんびり。と言っても今後のルートを

決めたり航空券を抑えたりと言った事務作業で忙しかったのだが。

 

パムッカレで唯一おススメ出来るものを1つ。

対象は日本食が恋しいバックパッカーか、日本人が作っているという安心感を求める人。

ここには日本人女性が経営する日本食レストランがある。名前は”ラム子の食堂”。

食材も日本から取り寄せているらしく、値段はそれなりにする。

だが味は間違いない。パムッカレにはいくつか日本食を提供しているところがあるけど、

ここに勝るものはないだろう。値段は同額に設定してるのにね。

僕らも財布のひもを緩め、久々に味わう日本食を楽しむことにした。

ちなみに4年前も来た。今はなぜか韓国人と中国人の客が多いみたいだが・・・

パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ

翌日。午前中だけ晴れるとの天気予報を信じ、この日の午前にパムッカレ観光、午後移動と

いうスケジュールを組んでおり、無事晴れそうなので予定通り事を進めることに。

入場料25リラ(約1000円)を支払い、世界遺産へと足を踏み入れる。

ここパムッカレと言えば、真っ白な世界が広がる石灰花段丘。

それから2世紀にローマ帝国の都市が存在したという、ヒエラポリスの遺跡。

この2つが複合遺産として世界遺産に登録されているのだ。

け、ど、ね。

けどね。

正直なところ、そんなに面白くはないと思う。

パムッカレは良く旅行本や雑誌で秘境みたいな扱いで掲載されてるけど、

その写真で見るものとは大違い。昔はもう少し水もあって綺麗だったけど、

今やどんどん水が枯れてきてもはやただのスキー場みたいな景色が見れるのみ。

もちろん多少は美しい石灰花段丘も残ってはいるけど、そんな素晴らしいものでもない。

一部欧米人はまだ頑張って水着で泳いでたけどね。

遺跡も歴史を想像しながら見て回れば多少は楽しめるけど、

これと言った見どころがあるわけでもなく。せいぜい劇場跡ぐらい。

わぁー!しろーい!って感じを味わいたい方は是非といったところか。

パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ パムッカレ スキー場にしか見えない・・・パムッカレ

パムッカレの村自体もすごく小さいし、何もかもが高いし人はインド人並みにウザいし、

ここはホントに半日だけ時間を取れば良いと思う。カッパドキアから来るなら、夜行で来て

午前中見て回って午後別のところに移動することを強くお勧めする。

もしくは、パムッカレではなく近くに温泉の湧く村があるので、そっちに滞在するなら

ありかもしれない。温泉宿もいくつかあるみたいだから。

パムッカレ

町を見る限りだけど、ここ来る日本人減ってるんじゃないかな。特に近頃はトルコについても

危ない報道日本でもたまに見かけるからね。

その代わり韓国人と中国人はメッチャ増えたみたいで。4年前はこんなハングルとか漢字とか

見かけなかったけどな。世界中至る所に彼らが進出し始め、逆に日本人は少しずつ減って

来てる、そんな印象を各地で感じるよ。なんだかねぇ。

 

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