6:05起床。周りの人の起きている率が低いので、危うく自分も二度寝しそうになる。
6:30まで寝ていたい、いやむしろ7時まで・・・なんて思うが、頑張って起きて準備。
トイレ戦争でうまいこと立ち回れず、いつもより遅めの7:21出発。
月に雲がかかっていると思ったら、どうやらまたしても霧のようだ。
前方の視界が悪いが、目線の先を見上げればそこに月が幻想的に光っている。
月明りを頼りにすすんでいる感じがして、異世界にいるような気分だ。
精神と時の部屋に緑と月だけあるバージョンみたいなイメージ。
少し進み、霧が晴れてきたなーと思ったらまた霧の中へ突入。
今日も登ったり下ったりで、どうやら標高が低くなると霧があり、
高くなると晴れているらしい。ちなみに霧の中は結構寒い。明らかに空気が冷えている。
そういえば霧ってなんで出来るんだ??なんてウチの父上に言ったらバカにされそうな
ことを思い少し調べてみたが・・・理科と説明が苦手な自分には説明できなさそうなので
詳しく書くのはやめておこう。要するに空気中の水蒸気が冷やされて出来ると。
それが地面近くで出来たのが霧、空で出来たのが雲ってところかな。
その際に見つけたウェブサイトが色々と興味深いので、一応下にリンクだけ貼り付けておく。
後でもう一回見てみよう。
巡礼路では田舎を歩くことが多く、特にここ最近は山道なので牛を良く見かける。
そこら中に彼らの糞が落ちているため、足元をよく見て歩かないとすぐに嫌な感触を
味わうこととなる。oh my g…
前でなんか巡礼者が固まってるなーと思ったら、なんと牛の行列に巻き込まれてるらしい!
インド以外でこんな光景を目の当たりにするとは思いもしなかったぜ。
ハエも多いし、牛の糞だらけだし・・・スペイン=人のウザくないインド??
なんて言ったらスペイン人に失礼なので絶対に言わないでおこう。
サンティアゴまで残り100kmぐらいで、ピークシーズンならここから一気に人が増える
みたいなのだが、今日歩いている感じではそこまで人も増えてない印象。
ここ数日の中では一番いた気もしなくはないけど、もう10月だしシーズンは終わったのかな。
それはそれでありがたい。アルベルゲ戦争に巻き込まれることもなさそうだ。
アップダウンを繰り返し、あまり休む場所もない道を歩き続け、ようやく目的地が見えた。
大きな川を渡った先にあるみたいだが、またまた丘の上、つまり最後にまた登らされる
ということ。しかも無駄に急な階段登らされる。
毎度のことながら、巡礼者用の道と言うのは必ず苦労が伴う道になっているようだ。
12:45ぐらいに目的地へ到着する。
アルベルゲがたくさんあり、どれも値段は同じみたいなのでいくつかチェックして決める。
どこもこれまでの平均より高いので、それなりに質は良さそうだ。公営じゃないしね。
荷物を置いたらシエスタが始まる前にスーパーへ。
大体どこの店も14~17時はしまってしまうのが厄介だ。本当は宿に着いたらまずシャワーと
洗濯を済ませてしまいたいのだが、今日ぐらいの時間だと先にスーパー行かないと次に店が
あくまで時間が空いてしまうので、先に行ってしまう。
そしてシエスタ明けの17時ごろ、つまり多くの人が夕飯の買い出しに行く時間からキッチンを
使うのが僕らの戦略だ。おかげで大体混雑する少し前に調理を終えることが出来る。
(大体18時ごろからキッチン戦争が始まるからね)
今日もその戦略がうまいことハマり、キッチンを独占して使うことが出来た。
白米を鍋で炊くのももう慣れた。今日の夕飯はご飯と鶏肉のトマト煮込みだ!
~本日の行程~
日時:2015年10月1日
区間:Sarria – Portomarin
距離:約24.5km
時間:約5時間20分 (7:21 – 12:45)
天候:霧のち晴れ
気温:8~23度ぐらい
アルベルゲ:Albergue Ultreia (8ユーロ)