6:00に目覚めるも、眠いし周りの人もほとんど起きていないので7:00まで2度寝。7:56出発。
若干霧が出ているが、雨は降っていないようだ。ありがたい。
霧が晴れ太陽が昇ると、山道の木々の間に差し込む光が辺りを幻想的にしてくれる。
思わず写真を撮るために足を止めてしまうほどに美しかった。
撮影の際にWBも少しいじると今までよりも見たままに撮れるようになった。
AUTOに頼ってばっかじゃダメだね。このカメラは全部自分で設定するのが当たり前なカメラ
なので、ようやく初心者から初級者にレベルアップした気がする。一眼欲しいぞ。
相変わらず山道が続き、平坦な道が少ない。
靴のソールがかなり剥がれてきたため、余計に歩きづらくて厄介だ。
ついでに言うと靴下も穴だらけなので、小石が入るといちいち気になってしまう。
今日も含めてあと3日なので、何とか持たせたい。いや、持ってくれないとビーサンで
歩くことになるから困る、頼む。
昨日もそうだったけど、今日の道も途中にあまり休憩できるベンチが設置されておらず、
かつ今まではあちこちに設置されていた飲み水用の水道も全然見つからない。
サンティアゴまでが巡礼のメインで、こっちはやっぱりおまけという扱いなのかな。
サンジャンからサンティアゴまで残り100km地点のサリアまでの道が一番色々と整備されて
いた気がする。サリアを超えた辺りから歩きにくくなったな。
それでも今日の天気が快晴だったため、気分は最高。
歩く距離は長いけど、青空の下こんな素敵な田舎風景の中を歩けるだけで楽しいという気持ち
はまだまだあるようだ。なんでだろう、今までも見てきた景色と同じようなのに、飽きない。
草原で草を食べてる牛の群れを見てるだけでも楽しい。座ってのんびり見たい気分だ。
しかし晴れているのは良いのだが、今日の天気、何かがおかしい。
最初の方はそうでもなかったけど、途中からちょくちょく何かが顔や腕に引っかかる。
何にも遮るもののないコンクリートの道を歩いているときでさえ、それは纏わりついてくる。
なんだと思ったら、どうやら蜘蛛の巣があちこちに飛んでいるようだ。
小さい蜘蛛が一緒に付いている時もある。
これが地味にうっとおしくて、ひたすら払いながら歩き続ける。
その姿は遠くから見たら怪しい以外の何物でもないだろう。
空には白い雲、目の前には透明な蜘蛛の巣。あぁなんて日だ。
15:51に目的地のアルベルゲへと到着。40km弱と思っていたが、実際は35km程の様だ。
それでもこの巡礼中最長距離を更新したんだけどね。
まぁ四国お遍路に比べたらまだまだ全然らしいけど(お遍路は一日50km歩くとか?)。
昨日と同じく、またもやアルベルゲは管理人不在。19時に戻ってくるらしく、
ベッドは自分で勝手に選んでねとのこと。テキトーなやつめ。
いくつか部屋があり、少し迷っていたら良い場所を他の人に取られてしまった。
少し迷ったことで自分の欲しいものが手に入らない瞬間が、ものすごく悔しい。
そんな些細なことで迷った自分を、こういう時最も恥じる。あぁアホだ。
迷って立ち止まってる暇があったら、一度さっさと決断しちゃえよって話だよね。
今後の教訓にしよう。
~本日の行程~
日時:2015年10月8日
区間:Negreira – Olveiroa
距離:約35km
時間:約8時間 (7:56 – 15:51)
天候:霧のち晴れ
気温:11~18度ぐらい
アルベルゲ:Albergue de Olveiroa (6ユーロ)