モロッコはとても良い国だった。
確かにウザいのもいっぱいいたけどさ。
←世界一周ブログランキングに参加しています。応援クリックお願いします！
東南アジアでは、日本人宿に泊まるのは避けていた。
インドでは、汚さと盗難などのリスクを避けるために日本人宿や日本人がよく泊まる
宿に泊まっていた。
そしてここモロッコ・トドラ渓谷では、モロッコを旅する日本人バックパッカーなら
誰でも知っているであろう、のりこさんの宿に宿泊した。日数にして、6泊。
なぜ6泊もしてしまったのか。
もちろんトドラ渓谷という場所が気に入ったこともある。
毎晩宿の屋上から見える星空、洗濯が出来るほど綺麗で澄んでいる川、何回見ても
飽きないトドラ渓谷の山々、静かでのんびりしたこの環境がとても好きだった。
逆に言えば、特に長居してもすることがない場所でもあるので、1，2泊で次の街へ
移動してしまう人もたくさんいる。
その中で6泊もしてしまったのは、ここでは毎晩美味しい日本食が食べられるからだ。
日本に普通に生活している限り、決してこの感覚は分からないと思う。
恐らく短期旅行者でも、それを感じることはなかなかないだろう。
だが我々長期旅行者にとって、貧乏バックパッカーにとって、毎晩日本食が美味しく、
かつ比較的安く食べられるということは、この上なく魅力的なことなのだ。
モロッコ料理が嫌いなわけじゃないし、他の国々でも料理が全く口に合わないということは
なかった。だけど長旅をしていると、やはり日本人としての血が騒ぎだすらしい。
ここで食べたもの、牛丼、サバ丼、からあげ、照り焼きチキン(?)、ナスの煮浸し、コロッケ、
親子丼、スイカ、メロン、ぶどう、マスカット、ベルベルオムレツ、それから白米に味噌汁。
どれもこれもがとにかく美味しくて、毎食毎食が本当に楽しみだった。
夜ご飯のためにおなかをすかせようと、昼飯はサラダにパンだったり、ポテチとヨーグルト
だったりとね。夕食のために生きていたといっても過言ではないぐらい。
食事だけでなく、トドラで出来ることも僕らにとっては楽しいことだったし、
他の旅人との交流や、頼りになるのりこさんの存在も、長居した理由だ。
実はトドラにはもう一つ気になる宿があったのだけど、こっちの居心地が良すぎて
ついに移動することなくトドラを去ることになってしまった。向こうはまた今度かな。
6泊、つまりは1週間。本当にお世話になりました。のりこさん、ありがとうございました！
トドラ渓谷を去り、砂漠の街メルズーガへと移動する日。
16時にティネリール(ティンジル)を出るスープラトゥールのバスをのりこさんに事前に
予約しておいてもらい、バスターミナルへと乗り合いタクシーで向かう。
ちなみにこの日、ようやく川がほぼ元通り透き通る色になっていた。あと数泊すれば
もう一回川で洗濯できたかもしれないな。
ティネリール16時発予定のバスが来たのは17時過ぎ。モロッコのバスも遅延は当たり前だ。
メルズーガまでは片道4時間ほどと聞いていたが、結局到着した時にはすでに22時・・・
一か所一か所止まる時間が無駄に長ければ、作業効率も悪いからね。。。
仕方がないとはいえ、さすがに22時ともなるとおなかが減ったぜ・・・
