大学生の時に世界一周の旅に出たとき、周りからすごいとよく言われた。

私も行きたいけど、行けない。行けるのもすごいし、行く決断もすごいと思う。

そんなことを多くの人が言っていた。

だけど当時の自分からしたら、そんなことはすごくもなんともなかった。

世界一周に必要だったのは、ほんの少しの決断とほんの少しの勇気だけだったから。

誰もが持っているはずのものであり、誰にも出来ることだと思っていた。

社会人になってみて

でもそれは学生の頃の話。

今思ってみれば、当時の自分の考えは間違っていない。

学生の時に行う世界一周なんて、正直誰だって出来る。

もちろんお金をためる必要があるのと、なんとか時間を作りだす必要はあるけど、

ほぼノーリスクで出来ちゃうからね。

逆になんでその時期にしないんだろうって思うよ。

社会人になってみて、自分がすごいという訳ではないけど、社会人で会社を辞めて

世界一周している人たちは本当にすごいと感じた。

社会人だからこその不都合な真実

学生だったころは知らなかった。社会人になってみてはじめてわかった。

自分たちは想像以上に多くのものに縛られているんだなというこの感覚。

それは人間関係的なものから、法律・金銭的なものまで、本当に様々な縛りが

あるんだよね。それもとにかくめんどくさいほどに。

学生の頃は、学校休学したところでデメリットなんてほぼなかった。

しいて言えば周りより就職が遅れるから、それに対して不安を感じる人はそれが

デメリットになるのかな。でもたかがそんだけ。

社会人は違う。

人によって状況は様々だと思うが、少なくとも自分の場合金銭的なデメリットが

多かった。それからまだこれは経験してないけど、多分社会の目というものが

想像以上に厄介じゃないかと思う。

仕事を辞めることは簡単だ。辞めます。ただこれだけでいい。

だが辞めた後が面倒だ。

日本社会というのはある意味うまくできてるよね。

適合しない人には色々と面倒なことが起こるよう、うまく設計されている。

だから皆仕事をやめられないんだろうなって思った。

この辺の事情についてはまた別の記事で詳しく書こうと思う。

しょうがないことだけど、とにかく腹が立つことばかりだから。

そんな厄介なことがあるにもかかわらず

仕事を辞めて世界一周している社会人というのは、そんな様々な厄介なことが

あるにも関わらず、仕事を辞めて世界一周をするという決断をした人だ。

それは本当にすごいことだと、社会人を少しでも経験し、今まさに辞めようと

している身として感じた。

学生の時は全くわからなかった。

もちろん学生だって大変なことはある。だけど間違いなく、ほとんどの人が

親の庇護のもと学生生活を送っていることを考えれば、学生の方が決断は楽だ。

いろんな生き方があるのはわかっているし、いろんな選択肢があることもわかる。

仕事を辞めるのなんて、実はたいしたことじゃないかもしれないし、辞めて世界一周

することも実は全然大したことじゃないのかもしれない。

だけど自分にとっては、この決断は学生の時よりはるかに大きな決断だったし、

その決断をした社会人はすごいんだ。本当に尊敬する。

皆がいったいどんなことを考えてその決断をしたのか、出来たのか。

これから旅で会うであろういろんな人にぜひ聞いてみようと思う。

 

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